整骨院で行われる施術は損傷した組織(筋肉の委縮・関節の拘縮など)を回復させて
いくことを目的としており『後療法』と呼ばれます。
主に可動域等の確認と触診、必要に応じてエコーを使い負傷箇所を診ながら
大きく 手技療法・物理療法・運動療法の3つを組み合わせ 相乗的に作用させて
正常な状態へと早期に回復できるよう施術プランを考えていきます。
<手技療法>
器具を使わずに術者の素手によって 患者さんの体表を
さする、揉む、圧をかける など 様々な刺激を与えて
いきます。血液循環の促進・筋神経の活性化・硬くなった
筋肉の緊張を緩める などの作用により身体の状態を
自然な状態に整うよう導いていきます。
骨をボキボキ鳴らすような施術はいたしません。
<低周波+干渉波(物理療法)>
弱い電流の刺激は手技による施術では十分にアプローチ
しにくい深部の筋肉の緊張をゆるめたり 組織に刺激を
働きかけることで痛みの緩和・軽減に作用します。
この治療器では 低周波と中周波など異なる周波数の電流を
体内で交差させて生じた変調波(干渉波)を患部付近に
流すことで筋肉をほぐし、血流を促進させて痛み物質の
除去を図ります。
癒し効果で知られる 1/fのゆらぎ理論を取り入れ 身体の奥からもみあげるような
刺激やリズミカルな叩き刺激など バリエーション豊かな刺激はまるで人の手による
施術を受けているような心地よい刺激です。
昔の電気治療器によくあった「ピリピリした感じ」はありません。
※ペースメーカー、ステントなど体内に金属を装着されている方、妊娠されている方、既往症のある方など
ご利用頂けない場合があります。 詳しくはお問合せ・ご相談ください。
<超音波*高周波(物理療法)>
当院で使用しているEU-910は微弱電流の刺激と、超音波による最大で毎秒300万回(3MHz)の高速ミクロマッサージで身体の深部にある患部に直接刺激を与え 痛みの緩和や組織の修復等に高い効果があり 世界40か国の医療機関で採用されている特殊な治療機器です。
超音波と高周波の電気をコンビネーションで組み合わせることにより さまざまな症状に対応し、より効率的な治療ができます。
超音波のプローブを常時動かしながら治療をするため 固定された1か所のみを刺激するのではなく 施術者がプローブを通じて感じる手の感覚を確認しながら刺激したい場所を自由に刺激することができます。
【MCR(マイクロカレント)モード】
私たち生体にもともと流れている微弱な電流「生体電流」に似た極めて微弱な電流(マイクロカレント)を流すことで細胞を活性化させ 自然治癒力を高めます。これにより筋肉や腱などの軟部組織、骨組織の修復を促進したり 腫脹や内出血などの炎症を軽減、また疼痛の緩和などの効果が期待できます。身体に感じるほどのぴりぴりした電気の感覚はありません。
主にケガ直後の急性期に使用します。
【ハイボルテージモード】
150Vを超える高電圧を使って 深部を刺激することで 疼痛(痛み)の軽減や血流の促進、可動域の改善などの効果が期待できます。
期待できる効果
・疼痛軽減(外傷による疼痛、神経痛、慢性痛等)
・炎症の治癒促進(急性、慢性の炎症)
・筋・靭帯・腱・関節組織等の修復促進
・骨組織の修復促進
・筋の緊張の軽減
オリンピック日本代表選手のメディカルチームや球界の前田健太選手や上原浩治選手、フェンシングの太田選手などトップアスリートなどに多く採用されている医療機器です。
参考:http://www.sports.itolator.co.jp/interview/interview21-iwakuma_hisashi.html
http://www.sports.itolator.co.jp/interview/interview24-maeda_kenta.html
※ペースメーカー、ステントなど体内に金属を装着されている方、妊娠されている方、既往症のある方など
ご利用頂けない場合があります。 詳しくはお問合せ・ご相談ください。
<運動療法>
適切な運動をすることで 運動器の機能回復をはかる療法です。 筋や靭帯の委縮を引き延ばし 癒着をはがし、関節の
可動域を広げる・関節の拘縮を取り除く、筋力の低下を防ぐ、
全身の 体力の回復・増進をはかるなど個々の身体の状態に
寄り添った施術プラン・プログラムをたてて目的に合った
改善を目指します。
長年 健康運動指導士として様々な年代の方の健康づくり、
機能回復などに携わり トレーニングジムの指導者育成も行ってきた豊富な経験を生かし
院内だけでなく、日常生活の中で家事の合間・仕事の合間にできるストレッチの指導
なども取り入れながら 早期の機能回復・社会復帰をサポートします。